2009年4月アーカイブ

真藤順丈の「地図男」を読んだ。
第3回ダ・ヴィンチ文学賞大賞受賞作とのこと。

今年の始めに、図書館で予約していて、やっと順番が回ってきた。
(伊坂幸太郎の『ゴールデンスランバー』はまだまだ回ってこなさそう。。)

内容は、タイトルのままの地図男が登場する不思議な話がメインにあり、そこに付随してまた別の不思議な話がいくつも登場するといった感じ。
アマゾンでは、出版社の煽りの為か、散々の評価だが、そんなに悪くないと思った。
過剰な煽りに対する落胆が作品の評価を下げてしまっているようで、難しいとこだけど、やっぱり作者が可哀想に思える。

作者の独特なアイデアが乱発されていて、展開が読めない面白さが良い感じ。
どこか漫画チックな、そんな世界観を感じた。

見た目より、案外ページ数が少なく、さくっと読める。
あんまり本を読まない人でも読みきれるので、そういった人におすすめかも。

地図男 (ダ・ヴィンチブックス)
真藤順丈
メディアファクトリー
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おすすめ度の平均: 3.0
2 わかりにくかった。
1 不可解でした
5 文体が新しい、感覚も斬新
2 出オチだったな
5 物語の宝石箱や
あかね空」に続いて、山本一力は二作目。
山本一力のデビュー作らしい。
だいこん」の方が気になっていたけど、たまたま入った古本屋で見つけ即購入。こっちを先に読むことにした。

富を貪り、悪巧みをする札差(消費者金融みたいなもんでしょうか)らと、 元奉行所勤めで損料屋(家財道具のレンタル屋みたいなもんでしょうか)を営む喜八郎とその仲間が陰謀を防ごうと活躍する話。

あかね空」とほぼ同じ地域が舞台で、江戸屋の秀弥など同じキャラクターも登場する。
続けて読んで楽しめた。

あかね空」は、"京や"という店を中心にして、その家族とまわりの人達との人情話が良かったのだが、 こちらは人情話というよりも、主人公・喜八郎の魅力を前に押し出した感じで、「あかね空」のまんまを期待するとちょっとがっかりかも。
それはそれで良いのかもしれないが、頭脳戦を売りにするのなら、展開にもう一捻りくらい欲しい気もした。あえていうならだけど。

清次郎の話で出てくる、鰯を七輪で焼いてみんなで食べるところと、お祭りで富蔵が神輿をうねらせるところがいい。
あとがきにも書かれているけど、作者はこういった描写がほんとうまいと思う。

損料屋喜八郎始末控え (文春文庫)
山本 一力
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5 デビュー作とは思えない質の高さを持つ傑作。
5 「すばらしい」のひと言・・・
5 江戸時代にして敵対的企業買収。面白い!
5 もう1冊買っておきたい
4 かっこ良すぎだなぁ

あかね空 (文春文庫)
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山本 一力
文藝春秋
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おすすめ度の平均: 4.5
4 時代家族小説、世話物ですね
4 いい話
4 気持ちのいい読後感
4 後半は読む楽しさが半減した
5 泣いちゃいました☆

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5 やっぱり、上手い!
5 つばきの今後に期待
5 人情気質がすばらしい
高橋麻奈の「やさしい応用情報技術者講座 2009年版」を読んだ。
さっくりした内容なので、5日程で読めた。
とりあえず、応用情報技術者試験の範囲を網羅できてない人は読むべきだと思う。

1、2週間前より、すっかりサボってしまってた、応用情報技術者試験の勉強の巻き返しをはかってるんだけど、この本のおかげで遅れはかなり取り返せたのでは?と思ってる。
ただ、いまだ過去問に取り組めてないので、実際のところまだ何とも言えない状況ではある。

当初は、「初めて受ける応用情報技術者〈2009年版〉」で試験範囲にざっと目を通す予定だったけど、ハードボイルドすぎて途中で減速。。
そのまま、あわや操業停止に追い込まれかけたので、気分一新、この「やさしい応用情報技術者講座 2009年版」に乗り換えたというわけ。
今回の試験対策の書籍はすでに三冊目となった。

作者は、「やさしいJava」でおなじみの高橋麻奈。
やさしいJava」は、数年前に仕事でJavaの案件が舞い降りて来た際に、片っ端からいろいろ読んだJava本の中で一番ストレス無く読め、且つ理解できた本。(応用編を持ってるけど、基本編は本屋で立ち読みしたので持ってない)
今回「高橋麻奈」だから買ったわけではなくて、実際は買った後に「あの人か!」と気づいた。読んでみればなるほどな好印象。
持論として、「試験は気持ちの面でいかに優位に立てるかが大事で、合格のポイントとなる」と思ってるんだけど、そういった気持ちにさせてくれるような本。できた女房的なイメージ。
ただ、「初めて受ける応用情報技術者〈2009年版〉」と比べて情報量が少ない。
実際に活字の密度からして違うので、しょうがない。この本にそれを求めるのが筋違いなだけだろうけど。
とりあえず試験範囲を網羅したい分にはおすすめ出来るが、試験の問題に依っては、思いっきりはずれる可能性もありそう。。

試験は来週。
これから一週間は、「初めて受ける応用情報技術者〈2009年版〉」で、足りない知識を補完しつつ、(別途購入済みの)「かんたん合格 応用情報技術者問題集 平成21年度春期」で、過去問をおさらっておこうと思ってる。


やさしい応用情報技術者講座 2009年版 やさしい講座シリーズ
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小川洋子の「博士の愛した数式」を読んだ。
先々週、実家のある大阪に帰る飛行機で読み始め、東京に戻ってきてしばらくして読み終わった。

映画化されているので、かなり有名な作品だと思う。
映画も見てないので、あらすじは全く知らなかった。
奥さんが読まずに本棚に置いていたので、なんとなく手にとって読んでみた。

シングルマザーの家政婦と、80分しか記憶が残らない数学者の博士と、家政婦の息子の物語。
数学の話が随所にあり、公式もでてきたりする。
数学嫌いはうんざりしがちなんだけど、博士の数学観の表現は実に文学的で興味深い。

愛情や、親しみ等の感情が、直球で表現されていないので、ぼんやり暖かい感じがする話だった。
悪くない。

小川洋子の作品は初めてだった。
さすがの芥川賞作家。文章がうまいなぁと度々感じた。
語弊がありそうだけど、国語の教科書に載りそうな文章だと思った。でも読み易いので、そこにより上手さを感じた。

芥川賞受賞作の「妊娠カレンダー」がすごく気になっているのは、言うまでもない。


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5 やさしい気持ちになりました。
2 陳腐
5 大好きな本です。
5 世の中を数式で語れる人の物語
2 いまいち


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4 くつくつ、とジャムを煮込むさるきちも。
5 すでに独自の作風を確立している
5 食の安全はどこにあるのでしょうか
3 日常にありふれている負の感情を描いた作品
4 現実世界の「ねじれ」から見える風景
山本一力の「あかね空 」を読んだ。

数年前、諸処事情があり、人生ですごい暇な時期があった。
ある日、たまたま朝テレビを見ていたら、「ズームイン!朝」がやってて、"山本一力"が、「あかね空」って作品で、直木賞を受賞した翌日とかで家族と出演していた。
家族ある人が脱サラして小説家デビューし、直木賞を受賞するとは、なんて格好良いんだろうと思った。
自分のみじめさと比較し、天と地程の差を感じたからか、すごい覚えている。

その「あかね空」。
そのうち読もうとは思いつつ、なぜかずっと忘れていた。
最近になってようやく思い出す事があったので、とりあえず図書館で借りてみた。

ジャンルは、自分にとって未踏の"時代小説"。
借りたはいいけど、普段読むものが現代を舞台にしたものに傾いている事や、時代劇も全然見たことがないため、途中で放り出しそうな気がなんとなくしていた。

しかし、試しにとばかりアマゾンの書評をみたら、やたら高レートで驚いた。
しかも、山本一力の作品は、軒並み高レート。
どの作品も平均で星4つ程度はある。
これこそ私の知らない秀逸なエンターテインメントではないか?と期待が膨らみ、期待のまま読み始め、数日で読み終わった。

家族の絆や、人情、愛情のゆがみなど、こころが揺れた。
憂鬱な月曜の朝の通勤電車でつり革に捕まりながら読んでいて、泣かされそうになった。

自分が年を重ねただけかもしれないけど、すごいエンターテインメントに遭遇した気がした。
「山本一力」、「時代小説」。この二つのキーワードがアツい。

今現在は、「損料屋喜八郎始末控え 」に手を出している。

あかね空 (文春文庫)
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山本 一力
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おすすめ度の平均: 4.5
4 時代家族小説、世話物ですね
4 いい話
4 気持ちのいい読後感
4 後半は読む楽しさが半減した
5 泣いちゃいました☆

損料屋喜八郎始末控え (文春文庫)
山本 一力
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おすすめ度の平均: 4.5
5 デビュー作とは思えない質の高さを持つ傑作。
5 「すばらしい」のひと言・・・
5 江戸時代にして敵対的企業買収。面白い!
5 もう1冊買っておきたい
4 かっこ良すぎだなぁ

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おすすめ度の平均: 5.0
5 やっぱり、上手い!
5 つばきの今後に期待
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