綾辻行人の「暗黒館の殺人」を読んだ。
前読んだのがいつだったかわからないぐらい、久しぶりの綾辻行人の作品。
綾辻行人は、今から10年ぐらい前に、「十角館の殺人 (講談社文庫) 」を読んで以来、ほとんど全ての作品を読んでいるぐらい、好きな作家の一人なんだけど、 この「暗黒館の殺人」は、久しぶりでありながら、すっかりお腹いっぱいにしてくれた。
とりあえず長かった。
「綾辻行人が、それだけの助走を必要とする程の結末はいかほどのものか」という、作品のボリュームに比例する大どんでん返しへのワクワク感はものすごくあったが、 仕事に悪影響を与えず、途中で挫けずに読み切れるかどうかが不安で、なかなか手が出なかった。今年に入って、そこそこ本を読み続けてこれていたのもあり、いいタイミングじゃないかとトライしてみた次第。
感想としては、下の通り。(ネタバレなし)
- 事件解決のヒントになりそうな、意味深な箇所を全て覚えておくのは大変だった。
- 文庫で読んでいたが、3巻でエンジンがあったまり始め、4巻でエンジン全開。綾辻行人の本領発揮だった。さすがにただじゃ終わらせない。
- 十角館からずっと読んできてたので楽しめたが、最初の一冊がコレだと、満足できたかどうかは疑問に思う。
- 通勤時に電車で読む事が多かったが、3巻が特に重く、立ったまま読んでると腕がつらかった。
- 個人的には、10年近く前に読んだ「霧越邸殺人事件」の方が面白かった気がするが、時間が経ってる分、正しく比較できていないかもしれない。
- シャム双生児の姉妹の服の構造はどうなっているのかわかりにくかった。説明されているのをイメージするんだけど、結合した横っ腹が見えてるんじゃないかってずっと気になってた。マジックテープでも使われてない限り物理的におかしいと思う。
あとがきに書かれていたように、最後にカタルシスを得る為に読んでいた。って言うのが、わかりやすい表現なのかもしれない。
この作品を通して、「綾辻行人にはカタルシスを与えてくれるという信頼があって」、自分はだから好きなんだと気づいた。「暗黒館の殺人」は、館シリーズを経て作られた信頼関係があっての一作なのかも。
十角館の殺人 (講談社文庫)
posted with amazlet at 09.07.20
綾辻 行人
講談社
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素晴らしすぎる濃い内容!!
新本格ミステリーを読む上でのリトマス試験紙
駄作。呆れるを通り越して腹立たしい。
「そして誰もいなくなった」に挑戦した作品ではNo.1
館シリーズの頂点


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