成功の法則92ヶ条
三木谷浩史の「成功の法則92ヶ条」を読んだ。
楽天の社長の本。
先日、サイバーエージェントの藤田さんの本「藤田晋の仕事学」も読んだが、なぜか似たような本が同時期に出ているわけで、興味深い。
藤田さんの本に比べ、こちらはもう少しテーマ毎に落とし込んで考え方が書かれているように感じた。
内容については、自分にささってくる事が多く、読んでる途中からすごい本だと思っていた。
知人に読んで貰いたいと思った。
経営者に至っては必読だと思う。
主に感じた事をざっと下にまとめてみた。
- 自分は、アイデアをブラッシュアップしていく表現について、「一人ブレスト」と表現する事があったのだけど、
本書では「右脳と左脳のキャッチボール」と書かれていた。
なるほどなぁって思うと同時に、こちらの方がプロセスが分かり易いのかもしれない。 - 楽天では福利厚生として、社内に食堂やスポーツジムが提供されているが、
この事について、「会社が社員に伸びて欲しいという姿勢を見せている」と書かれていた。
聞けば一見当たり前なんだけど、自分が働いている会社で、「毎日自分が成長する事を期待されている」と感じる事はなかなか少ないのではないかと思う。
「会社は仕事する事を要求する組織で、それをスムーズに行う事」が求められている事と考えるんじゃなくて、成長こそがより求められている事なのかもしれない。 - 72.「失敗は成功のもと。すぐに改善せよ」では、
「失敗は進歩に繋がる。だから、失敗から改善していけばよい。しなければそのままでしかない。」と書かれていた。
これも、実に当たり前なんだけど、ささった。
失敗して挫けている場合ではないし、なんだかんだ考えて立ち止まっていても、そのままでしかない。
さらには、「自分が失敗する箇所というのは、他人も失敗しがちな場所なわけで、そこを乗り越える事はチャンスになる」と。
立ち上がらざるを得ないと笑けてきた。 - 79.「圧倒的なコスト差を創造した企業は必ず成功する」の中では、
「コストダウンして、たくさん新しくの試みを行い、良さそうなものがあれば、スピード上げて拡張していく」とあった。
企業にしても、個人活動にしてもそうなのかもしれない。
リソース配分を考え、いろいろなものを試し、良さそうであれば全力で取り組む。
そういった姿勢は大事だろう。
きっと、もう一度読み直しても、"もっともっとがんばらないと"と背中を押される違いない。
ただ、三木谷さんはスーパーマンなのだとして、線を引いてみないと自分が潰れそうな怖さも感じる。
一気にではなく、少しずつ、自分に取り入れていくべきエッセンスが詰まっているという事なのかもしれない。
最後に、一つ好きになれなかったのが、ページのレイアウトだった。
92ヶ条を順に書いていってるのだが、 タイトルが常に左ページに大きく書かれて、ページをめくると本文が始まる構成になっている。
ページを捲ると上に章のテーマが書かれているが、92ヶ条のタイトルはない。
したがって、一度捲ってしまうと、タイトルがわからなくなるため、再度確認する為には戻らないといけなくなる。
これは、章のテーマと、タイトルが常にわかるように構成されていて欲しかった。
本文の内容がよく、すごい自分に刺さればささるほど、タイトルが気になり、 その都度ページを捲り「なんて機能的じゃないんだろう」と、うんざりした。
まぁ内容はとてもいいので、文庫化された際には、見なされ、機能性が備わればと思う。
さすがに、楽天ブックスで特集ページが組まれてるよう。

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