藤代泉の「ボーダー&レス」を読んだ

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藤代泉の「ボーダー&レス」を読んだ。
2010年最初に読んだ(読み終わった)本。

第46回(2009年)文藝賞を受賞し、芥川賞にノミネートされた作品。

文藝賞受賞のニュースで知り、自分よりも若く、主婦をされてる方の作品だということで興味を持った。
(とは言っても、過去の文藝賞受賞作を見ても、綿矢りさの「インストール」ぐらいしか読んだ事がない。)

早速、最寄りの図書館の予約状況を確認してみたら、珍しく4冊程蔵書されたままだったので、その勢いで予約して借りてみた。
156ページの薄い単行本なので、さっくり読めていい感じだった。
"最近の小説"を読んでみたい方にはおすすめできる良い本だと思う。

内容は、主人公の男と、在日韓国人の男の新社会人二人の交流を中心に書かれている。
途中、主人公の男性の女性関係の話が出てきて、作者は女性なのに男の気持ちをよくわかっていると思い、いたく感心した。
旦那さんからの適切なフィードバックもあったんだろうなぁと、勝手に想像したりもしてた。

展開について、終盤まではとても好きだったんだけど、最後もっと綺麗に巻き取って欲しかったような気がした。
なんとなく知っているような、思っていたようなままの展開に向かっていってしまった感が。

自分はもともとミステリーのような、最後急激に落としてくるフォークボールのような作品を良しとしてしまうので、
芥川賞系の作品には、無茶な要望をもってしまうのかもしれない。

でも、新年最初に読む本にふさわしく、綺麗な作品だったと思う。
次回作も読むだろう。

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このページは、masaqiが2010年1月24日 23:17に書いたブログ記事です。

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