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東野圭吾の「新参者」を読んだ。

このミステリーがすごい!(2010年版)」で第1位の作品。
去年の暮れに読んだ、綾辻行人の「Another」が第3位で、それを超えるクオリティはどんなものかと気になっていた。近所のブックオフで目が合い、即決、購入。

内容は、
東野作品ではおなじみキャラの加賀刑事が、東京・日本橋に赴任してくる。
地元の住人の身の回りに起こる細かな謎を解きつつ、本流にあたる事件の謎を解くという話。

ちなみに、私が東野圭吾で過去に読んだのは、
  • 白夜行
  • 探偵ガリレオ
  • 予知夢
  • 容疑者Xの献身
の四作。
どうやら、加賀刑事とはお初だったらしい。

いいなぁって思ったのは構成。
9章からなっていて、約350ページほど。だから、一章あたり40ページないくらいになる。
各章に謎があり、都度解決されていくので、まるでシリーズものの短編集を読んでいる気持ちでいると、気づけば物語はクライマックスに。
最後は、加賀刑事の追っていた事件が見事に解決され、長編モノを読んでいたんだなぁと思わされる。
そんな感じで、肩肘張らず楽しめたのも良かった。

「このミステリーがすごい!(2010年版)」の東野圭吾本人のインタビューでは、
「斬新なトリックはなくても、サービス精神は失っていないつもりです」と言っていて、東野圭吾の作品はまさにそれに尽きるのかもなぁって妙に納得できた。
そのインタビューでは、「新参者」がどのように取材しカタチ作られていったも語られていて、思いがけず行き当たりばったり的な手法をとられていて、それもまた興味深かった。

東野圭吾の作品は、
  • 読みやすさ
  • 面白さの安定感・安心感
  • 楽しませてくれるだろうサービス精神
がいい。それが再認識できた作品だったと思う。
Another
Another

綾辻行人の「Another」を読んだ。
先月発売された、もうほかほかではないけど新作。
ページ当たりの文字数は少なかったけど、600ページ以上ありなかなかの読み応えだった。
ページを繰る疾走感を感じられる一冊。

今作は、おなじみの館シリーズとはひと味違っている。
殺人鬼シリーズのようなスプラッター感は無いが、ホラーな色が漂うミステリーといった感じに思えた。
個人的には、20年程前に読んだ、赤川次郎の「魔女たちのたそがれ 」になんとなく似ているような気がした。
「絶対終盤に足下を掬いにくる」っていう、恐れのような期待を抱きながらも、見事にしてやられた感があった。
参った。

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11/8、神保町の三省堂に行き、夫婦でサイン会に参加してきた。
綾辻行人氏にサインしていただいたその本で、いつものように足下をすくわれるのは、また格別だった。
とても気さくな方で、ますますファンになった。
次回作も期待。

ayatsuji.jpg

伊坂幸太郎の「アヒルと鴨のコインロッカー 」を読んだ。

伊坂作品は、

に次いで三作目。

伊坂作品に慣れてきたのかどうかはよくわからないけど、すごい読みやすかった。テンポも良いいし、気になる謎も最後まであって、ずっと続きが読みたくなってた感じ。通勤電車でも、周りの人が気にならなくなるくらい集中してた。

面白かったと思う。
けど、自分は「オーデュボンの祈り」の方が好きだわ。ミステリーなんだと思い直すと、もう少しひっくり返して欲しいなぁとも思った。

この作品は、ちょうど一年前くらいに映画が公開されてたらしい。
河崎役は瑛太で、麗子は大塚寧々みたい。いい配役というか、まんまだと思った。そのうち機会があれば見てみたい。

次は、「重力ピエロ 」か「死神の精度 」に手を延ばす予定。


アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)
伊坂 幸太郎
東京創元社
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おすすめ度の平均: 4.0
5 キレがあって、ストーリーがいい
5 おもしろかった
5 政治家が間違っている時、その世界の正しいことはすべて誤っている
2 重苦しすぎる
5 思い邪なし
湊かなえの「告白」を読んだ。
本屋で帯のテンションの高さに惹かれて買ってしまった。ハードカバーの本を新品で買ったのいつぶりだろう。
しばらく読むつもりなく、机においてたんだけど、ちらちらと気になりすぎるので、読み始めてしまいさくっと読んだ。

一章の刺激が強すぎて、いろんな意味でうんざりした。自分も買っておきながら、こんな本が売れる世の中を悲観視しちゃいそうな気分。
ストーリーは全然違うけど、なんとなくバトルロワイアルがちらついた。
最後の掲載誌についてのとこを見る限り、最初一章だけで独立してたのかな?よくわからんけど。それはそれで、一章で完結しちゃった方が格好良かったのかもしらんなぁって思った。

エンターテインメントが恋しい時にはおすすめ。だけど、若干、心がマッチョの時じゃないとしんどい。


告白
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湊 かなえ
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