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柳広司の「ジョーカー・ゲーム」を読んだ。

先日購入した「このミステリーがすごい!2010年度」で、2010年度第2位「ダブル・ジョーカー」の存在を知り、
その前作にあたるこの作品を知ったという次第。

しかし、この「ジョーカー・ゲーム」は、
  • このミステリーがすごい!2009年度の第2位
  • 日本推理作家協会賞受賞
  • 吉川英治文学新人賞受賞
な作品。
すごい。なんで知らなかったんだろう。

内容は、
戦時中で軍国主義真っ盛りの日本で、スパイ養成学校を設立した結城中佐と、その学校を卒業したスパイが活躍する話5編から成る短編集。

スパイミステリーというジャンル・カテゴリーが一般的かは知らないが、とりあえず初めてだったがすんなり楽しめた。
特殊技能を身につけ、精神的にも磨かれまくった上で養成学校から輩出されたスーパーマンなスパイと、さらにその上を行く超スーパーマンな上官結城中佐。
まず、キャラクターに現実味がないんだけど、ロジカルな話の展開に納得させれられるのが絶妙に楽しい。
とりあえず偽名で、容姿に特徴がないスパイ達と、全話に登場するも謎に包まれまくっている結城中佐に愛着がさっぱり湧かないのも、"それだけ隙がないということでもあり、媚びてないようでもあってクール"とか感じた。もしくは感じさせられた。

自分にとって、新しい感じのミステリーとして楽しめた。
読みやすく、格好いいミステリー。
自分は期待していた分若干薄味に感じたが、面白くなかったという人は少ないんじゃないだろうか。

どうやら「ダブル・ジョーカー」は鉄板な気がするので、しばらく楽しみにおいておこうと思う。


東野圭吾の「新参者」を読んだ。

このミステリーがすごい!(2010年版)」で第1位の作品。
去年の暮れに読んだ、綾辻行人の「Another」が第3位で、それを超えるクオリティはどんなものかと気になっていた。近所のブックオフで目が合い、即決、購入。

内容は、
東野作品ではおなじみキャラの加賀刑事が、東京・日本橋に赴任してくる。
地元の住人の身の回りに起こる細かな謎を解きつつ、本流にあたる事件の謎を解くという話。

ちなみに、私が東野圭吾で過去に読んだのは、
  • 白夜行
  • 探偵ガリレオ
  • 予知夢
  • 容疑者Xの献身
の四作。
どうやら、加賀刑事とはお初だったらしい。

いいなぁって思ったのは構成。
9章からなっていて、約350ページほど。だから、一章あたり40ページないくらいになる。
各章に謎があり、都度解決されていくので、まるでシリーズものの短編集を読んでいる気持ちでいると、気づけば物語はクライマックスに。
最後は、加賀刑事の追っていた事件が見事に解決され、長編モノを読んでいたんだなぁと思わされる。
そんな感じで、肩肘張らず楽しめたのも良かった。

「このミステリーがすごい!(2010年版)」の東野圭吾本人のインタビューでは、
「斬新なトリックはなくても、サービス精神は失っていないつもりです」と言っていて、東野圭吾の作品はまさにそれに尽きるのかもなぁって妙に納得できた。
そのインタビューでは、「新参者」がどのように取材しカタチ作られていったも語られていて、思いがけず行き当たりばったり的な手法をとられていて、それもまた興味深かった。

東野圭吾の作品は、
  • 読みやすさ
  • 面白さの安定感・安心感
  • 楽しませてくれるだろうサービス精神
がいい。それが再認識できた作品だったと思う。

藤代泉の「ボーダー&レス」を読んだ。
2010年最初に読んだ(読み終わった)本。

第46回(2009年)文藝賞を受賞し、芥川賞にノミネートされた作品。

文藝賞受賞のニュースで知り、自分よりも若く、主婦をされてる方の作品だということで興味を持った。
(とは言っても、過去の文藝賞受賞作を見ても、綿矢りさの「インストール」ぐらいしか読んだ事がない。)

早速、最寄りの図書館の予約状況を確認してみたら、珍しく4冊程蔵書されたままだったので、その勢いで予約して借りてみた。
156ページの薄い単行本なので、さっくり読めていい感じだった。
"最近の小説"を読んでみたい方にはおすすめできる良い本だと思う。

内容は、主人公の男と、在日韓国人の男の新社会人二人の交流を中心に書かれている。
途中、主人公の男性の女性関係の話が出てきて、作者は女性なのに男の気持ちをよくわかっていると思い、いたく感心した。
旦那さんからの適切なフィードバックもあったんだろうなぁと、勝手に想像したりもしてた。

展開について、終盤まではとても好きだったんだけど、最後もっと綺麗に巻き取って欲しかったような気がした。
なんとなく知っているような、思っていたようなままの展開に向かっていってしまった感が。

自分はもともとミステリーのような、最後急激に落としてくるフォークボールのような作品を良しとしてしまうので、
芥川賞系の作品には、無茶な要望をもってしまうのかもしれない。

でも、新年最初に読む本にふさわしく、綺麗な作品だったと思う。
次回作も読むだろう。
Another
Another

綾辻行人の「Another」を読んだ。
先月発売された、もうほかほかではないけど新作。
ページ当たりの文字数は少なかったけど、600ページ以上ありなかなかの読み応えだった。
ページを繰る疾走感を感じられる一冊。

今作は、おなじみの館シリーズとはひと味違っている。
殺人鬼シリーズのようなスプラッター感は無いが、ホラーな色が漂うミステリーといった感じに思えた。
個人的には、20年程前に読んだ、赤川次郎の「魔女たちのたそがれ 」になんとなく似ているような気がした。
「絶対終盤に足下を掬いにくる」っていう、恐れのような期待を抱きながらも、見事にしてやられた感があった。
参った。

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11/8、神保町の三省堂に行き、夫婦でサイン会に参加してきた。
綾辻行人氏にサインしていただいたその本で、いつものように足下をすくわれるのは、また格別だった。
とても気さくな方で、ますますファンになった。
次回作も期待。

ayatsuji.jpg

雇用の常識「本当に見えるウソ」
雇用の常識「本当に見えるウソ」

海老原嗣生の「雇用の常識「本当に見えるウソ」」を読んだ。
著者は、元リクルートエイブリックの人らしい。漫画の原作をされていたり、"転職エージェントのカリスマ"と賞されてもいるらしい。

雇用や、労働社会について、マスコミや識者が当たり前に口にする常識っぽい事が、きちんとしたデータを元に検証してみるとちょっと違うんじゃないか?という事実を有しているという話。

例えば、
"引きこもりが増加している"というが、昔は農家や、自営も多く、今とは違って逃げ場があったが、今はそれが顕在化しているんじゃないかという説。
転職が一般化してきたと言われるが、30年前から大して変わっていない。
など。

個人的に特に興味深かったのは、転職回数に年収が逆比例しているという統計。
タイミング良く転職をすることで、上手く年収を上げていく事もできるだろうと考えていたが、結構難しいのが現実らしい。
転職回数は少ないほど良いらしく、せめて30代前半までに2回以内にしておくのが良いっぽい。

会社の将来を悲観視して、それを退職の理由の一つとして退職した事があったけど、
なんとか退職せずに努力する事こそが将来の自分を救うというのも皮肉なものだ。
まぁ、年収がよくても自分がその仕事に満足しているかは別の話だろうけど。

青の炎
青の炎
 
貴志祐介の「青の炎」を読んだ。

「黒い家」は以前読んでいて、ホラーの印象が強かったので、すっかりホラーな人だと思っていた、貴志祐介。

何故か数年前から、"貴志祐介好き"が周囲にちらほら居て、話を聞く感じでは、(イメージだけど)とんこつラーメンのような癖があるっぽく、機会があれば何か読もうと思ってた。
というか、その時に「硝子のハンマー」と、この「青の炎」を借りていたのだが、すっかり棚の肥やしにしてしまってた。(すみません、○井さん。。)

なんだかんだで、ようやく読んだわけだけど、
感想としては、想像しない展開で、おもしろかったんじゃないかと思う。

この本、結構ページ数がある。
最初、物語はなんとなく想像通りの展開を見せるんだけど、残りページの量から、全然終わりそうになく、段々と、どこまでいってどうなるんだろうって思ってた。
今にして、そうなった時点で、結末を予想するのを半ば放棄し、もう引っ張られるがままになってたんだろう。

ちょっと関係ないけど、ページ残量に対する展開が、予想通りの物語って、相当文章がうまかったりしないと印象が薄くなるんじゃないだろうか。
最後の最後に犯人がわかるとか、物語がひっくり返されるとかで、ページ残量とスタンダードな展開とのギャップが大きいとき、展開に派手さが出るような気がする。

最初、主人公がちょっと賢すぎるかな?って思ってたけど、描写が結構リアルなんで、まぁ居てもおかしくないかなとも思えた。力でねじ伏せられた感もあるけど。

江ノ島辺りを、自転車で走るのはいい感じ。気持ちよさそうだわ。

次、貴志祐介読むなら、「硝子のハンマー」の予定。
成功の法則92ヶ条
成功の法則92ヶ条

三木谷浩史の「成功の法則92ヶ条」を読んだ。
楽天の社長の本。
先日、サイバーエージェントの藤田さんの本「藤田晋の仕事学」も読んだが、なぜか似たような本が同時期に出ているわけで、興味深い。
藤田さんの本に比べ、こちらはもう少しテーマ毎に落とし込んで考え方が書かれているように感じた。

内容については、自分にささってくる事が多く、読んでる途中からすごい本だと思っていた。
知人に読んで貰いたいと思った。
経営者に至っては必読だと思う。

主に感じた事をざっと下にまとめてみた。

  • 自分は、アイデアをブラッシュアップしていく表現について、「一人ブレスト」と表現する事があったのだけど、 本書では「右脳と左脳のキャッチボール」と書かれていた。
    なるほどなぁって思うと同時に、こちらの方がプロセスが分かり易いのかもしれない。

  • 楽天では福利厚生として、社内に食堂やスポーツジムが提供されているが、 この事について、「会社が社員に伸びて欲しいという姿勢を見せている」と書かれていた。
    聞けば一見当たり前なんだけど、自分が働いている会社で、「毎日自分が成長する事を期待されている」と感じる事はなかなか少ないのではないかと思う。
    「会社は仕事する事を要求する組織で、それをスムーズに行う事」が求められている事と考えるんじゃなくて、成長こそがより求められている事なのかもしれない。

  • 72.「失敗は成功のもと。すぐに改善せよ」では、 「失敗は進歩に繋がる。だから、失敗から改善していけばよい。しなければそのままでしかない。」と書かれていた。
    これも、実に当たり前なんだけど、ささった。
    失敗して挫けている場合ではないし、なんだかんだ考えて立ち止まっていても、そのままでしかない。
    さらには、「自分が失敗する箇所というのは、他人も失敗しがちな場所なわけで、そこを乗り越える事はチャンスになる」と。
    立ち上がらざるを得ないと笑けてきた。

  • 79.「圧倒的なコスト差を創造した企業は必ず成功する」の中では、 「コストダウンして、たくさん新しくの試みを行い、良さそうなものがあれば、スピード上げて拡張していく」とあった。
    企業にしても、個人活動にしてもそうなのかもしれない。
    リソース配分を考え、いろいろなものを試し、良さそうであれば全力で取り組む。
    そういった姿勢は大事だろう。

きっと、もう一度読み直しても、"もっともっとがんばらないと"と背中を押される違いない。
ただ、三木谷さんはスーパーマンなのだとして、線を引いてみないと自分が潰れそうな怖さも感じる。
一気にではなく、少しずつ、自分に取り入れていくべきエッセンスが詰まっているという事なのかもしれない。

最後に、一つ好きになれなかったのが、ページのレイアウトだった。
92ヶ条を順に書いていってるのだが、 タイトルが常に左ページに大きく書かれて、ページをめくると本文が始まる構成になっている。
ページを捲ると上に章のテーマが書かれているが、92ヶ条のタイトルはない。
したがって、一度捲ってしまうと、タイトルがわからなくなるため、再度確認する為には戻らないといけなくなる。
これは、章のテーマと、タイトルが常にわかるように構成されていて欲しかった。
本文の内容がよく、すごい自分に刺さればささるほど、タイトルが気になり、 その都度ページを捲り「なんて機能的じゃないんだろう」と、うんざりした。
まぁ内容はとてもいいので、文庫化された際には、見なされ、機能性が備わればと思う。

さすがに、楽天ブックスで特集ページが組まれてるよう。

容疑者Xの献身
容疑者Xの献身

今更ながら、東野圭吾の「容疑者Xの献身」を読んだ。
直木賞受賞作で、映画化もされ、大ヒットした作品。

ガリレオシリーズは、容疑者X以前のものは読んでいたけど、巷で流行りすぎていたので、ほとぼりが冷めてから読もうと思っていた。
ビジネス書や、自己啓発モノなどを最近多く選んでいたので、絶対はずれないミステリーを読みたい気分になり、買い貯めてる次読む候補の中から手に取った。
読み進めるスピードもビュンビュンって感じで、やはり期待通り面白かった。
すべらんなぁー。って感じ。

今までに、映画の予告はたびたび目にしていたけど、主題歌の醸す雰囲気やら、シーンのトーンなどで、どんだけ悲しい内容なんだろう?って思っていた。
いまだに映画は観てないが、原作に即しているのであれば、その意味もわかったのでスッキリした。
ただ、あそこまで作品のイメージを暗くなくてもよかったんじゃないかとは思った。
終盤に暗くするくらいで丁度いいんじゃないの?と。
まぁ、ヒットしたのだから、それは作戦成功だったんだろうけど。

昨日、「流星の絆」を買ったので、次の東野圭吾はそれの予定。
こちらも評判いいので、はずれなそう。
テンション下がった時のカンフル剤にしようと思う。
勉強じゃない読書というか、読書でエンターテインメントを感じさせてくれる人だよなぁ、東野圭吾って。って改めて思った一作だった。
井上 頌一・河合 秀仁の「石原慎太郎入門」を読んだ。
わかり易くて良い本だと思った。

石原慎太郎という人のカリスマ性については以前から興味があったが、
さてどこから入ろうかと、躊躇してた自分には丁度いい一冊だったと思う。

クイズの本のように、ひたすらQ&Aの形式で書かれている。
読み終わってみれば、それはそれで取っつきやすく、作家・石原裕次郎の兄・映画監督・俳優・歌手・国会議員・都知事などなど、
多面的な才能を発揮し、世間にアウトプットしまくってきた石原慎太郎の足跡を、手際よく知ることが出来たんじゃないかと思う。
冗長すぎず丁度いい感じ。

内容については、
  • 目をぱちくりさせながら話すようになった原因
  • 芥川賞受賞作、「太陽の季節」を二日で書き上げたという話
  • 奥さんにプロポーズした話
  • 三島由紀夫との話
  • 石原裕次郎の兄としての話
などのエピソードが、大きく括られた章の中で繋がりなく書かれている。

石原慎太郎その人については、
運動も出来たらしいが、賢いんだろうということがよくわかった。
石原裕次郎が「兄貴は万能選手」と言ったらしいが、片っ端から成果を残してるのはほんと、並じゃない。
縁起でもないが、もし亡くなられていたら、フィクションとしか思えないくらい漫画な人だと思った。

とりあえず、石原慎太郎の作品を読んでみたくなったので「太陽の季節」、「老いてこそ人生」を購入した。
大学在学中に芥川賞を受賞した作品と、老いて書かれた作品の二冊。

石原慎太郎入門
石原慎太郎入門
栗原幹雄の「面白いことをとことんやれば、「起業」は必ずうまくいく。」を読んだ。
フレッシュネスバーガーの社長であり、ほっかほっか亭の創業者の一人でもある、栗原幹雄さんの本。
ネットで見かけ興味を持ち、図書館で借りて読んだ。
ほっかほっか亭の創業者の一人が、フレッシュネスバーガーの創業者だったのに驚き、会社の近くにあって、時々食べに行く「ワンズダイナー」のオーナーでもあると知ってさらに驚いた。
昼ご飯のレパートリーを抑えられており、どこのブッダかと思った。

フレッシュネスバーガーは、栗原さんが空き店舗を見てハンバーガー屋を妄想したところから始まり、昼間はほっかほっか亭の役員として働き、夜はフレッシュネスの店長をやるという働きぶりは読んでいて気持ちが良かった。
このバイタリティは見習わないといけない。

栗原さんは、元々、日本大学で建築を学び、卒業後、積水ハウスに勤められたという経歴を活かし、店舗の着想を得てから経営方法と店舗設計を同時にやってのけるとのこと。
そういうスキルを持った経営者も居るんだと、すごい興味深かった。
積水ハウスを辞めてから、ほっかほっか亭を始めた話もとても面白かった。

経営理念をしっかり持った会社は良い会社と聞くが、飲食の店舗も同様なのかもしれない。

正直フレッシュネスは、社会人になった今でも、割高な飲食店なイメージを持っている。
だけど、この本を読んで、栗原さんのこだわりを改めて感じれたらと思った。
とりあえず、富ヶ谷の1号店で期間限定で販売されるという、持ち帰り不可の「ハモンセラーノバーガー」とやらを食べてみたいと思った。
あと、バナナケーキも。

【追記 7/29】
フレッシュネスのサイトを見ていたら、インタービュー動画を見つけた。
http://fc.dai.co.jp/ceoreport/freshness/

面白いことをとことんやれば、「起業」は必ずうまくいく。 フレッシュネスバーガー社長の現場的発想法
栗原 幹雄
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おすすめ度の平均: 3.5
4 物語で、さらにお客をひきつける
3 これは、「面白いことをとことんやったら、『起業』がうまくいきました」ですね。。。
4 勇気づけられた
1 類稀なサクセスストーリー?
5 フレッシュネスバーガーに走りたくなります!
藤田晋の「藤田晋の仕事学」を読んだ。
言わずと知れた、サイバーエージェントの藤田社長の本。
楽天の三木谷社長の「成功の法則92ヶ条」を読み始めたところだったが、会社の上司にかなり勧められたので先に読むことにした。

実際の経験に基づいた藤田社長の考え方が書かれている。
どこを読んでもポジティブで、モチベーションが下がっている時には効きそう。

まるで、
「僕みたいに上手に仕事すれば、こんなに楽しいんだよ」
「だから、例えば、こういう場合は、こう考えたらどうだろう?」
と、近所の出来るお兄さんにアドバイスされてるかのようだった。

昔、自分の勤める会社の社員が、みんな徐々にやる気をなくしていったとして、誰が最後の最後までがんばるんだろう?
なんて考えた事があった。
その時、最後まで頑張る人は絶対『この人』だよなって想像できたんだけど、
じゃあ、
なんで自分は『この人』って思ったんだろう?
『この人』はなんで頑張れるんだろう?
『この人』だけでいいんじゃないの?
なんて思った。(実際に、その時会社はその人を原動力として回ってたんだと思う。)
この本の通りに実践していけば、そんな『この人』になれそうに思った。

二輪駆動より、四輪駆動の方が馬力がある。
みんなが『この人』になって、全員駆動にしてパワフルな会社にすればいいんだろうか?
そんな人間ばかり偏った会社は成り立つんだろうか?
書かれている事がもっとも過ぎて、ちょっと気になった。

なんとなくだけど、
読んで「自分に使えそうな材料を取り出す」というよりは、「材料を与えられる」ような本に感じた。
いい本だと思うけど、若干ひねくれ者の自分には合わなかったかもしれない。

とりあえず、ベンチャー企業の経営者は読んでおいて欲しい一冊。

藤田晋の仕事学 自己成長を促す77の新セオリー
藤田晋
日経BP社
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おすすめ度の平均: 4.5
5 これほどの数の体験が一冊に凝縮された本もめずらしい
5 目線が近くて素直に納得できました。
5 同世代ながら修羅場経験をくぐりぬけて来た著者の言葉に元気づけられる
4 全てのビジネスパーソンへ
5 等身大のアドバイス集
暗黒館の殺人〈1〉 (講談社文庫) 暗黒館の殺人〈2〉 (講談社文庫) 暗黒館の殺人〈3〉 (講談社文庫) 暗黒館の殺人〈4〉 (講談社文庫)
綾辻行人の「暗黒館の殺人」を読んだ。

前読んだのがいつだったかわからないぐらい、久しぶりの綾辻行人の作品。
綾辻行人は、今から10年ぐらい前に、「十角館の殺人 (講談社文庫) 」を読んで以来、ほとんど全ての作品を読んでいるぐらい、好きな作家の一人なんだけど、 この「暗黒館の殺人」は、久しぶりでありながら、すっかりお腹いっぱいにしてくれた。
とりあえず長かった。

「綾辻行人が、それだけの助走を必要とする程の結末はいかほどのものか」という、作品のボリュームに比例する大どんでん返しへのワクワク感はものすごくあったが、 仕事に悪影響を与えず、途中で挫けずに読み切れるかどうかが不安で、なかなか手が出なかった。今年に入って、そこそこ本を読み続けてこれていたのもあり、いいタイミングじゃないかとトライしてみた次第。

感想としては、下の通り。(ネタバレなし)
  • 事件解決のヒントになりそうな、意味深な箇所を全て覚えておくのは大変だった。
  • 文庫で読んでいたが、3巻でエンジンがあったまり始め、4巻でエンジン全開。綾辻行人の本領発揮だった。さすがにただじゃ終わらせない。
  • 十角館からずっと読んできてたので楽しめたが、最初の一冊がコレだと、満足できたかどうかは疑問に思う。
  • 通勤時に電車で読む事が多かったが、3巻が特に重く、立ったまま読んでると腕がつらかった。
  • 個人的には、10年近く前に読んだ「霧越邸殺人事件」の方が面白かった気がするが、時間が経ってる分、正しく比較できていないかもしれない。
  • シャム双生児の姉妹の服の構造はどうなっているのかわかりにくかった。説明されているのをイメージするんだけど、結合した横っ腹が見えてるんじゃないかってずっと気になってた。マジックテープでも使われてない限り物理的におかしいと思う。
長いが故のデメリットが出てくるけど、たまにはこのくらい読み応えあるのもいいかも。

あとがきに書かれていたように、最後にカタルシスを得る為に読んでいた。って言うのが、わかりやすい表現なのかもしれない。
この作品を通して、「綾辻行人にはカタルシスを与えてくれるという信頼があって」、自分はだから好きなんだと気づいた。「暗黒館の殺人」は、館シリーズを経て作られた信頼関係があっての一作なのかも。

十角館の殺人 (講談社文庫)
綾辻 行人
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5 素晴らしすぎる濃い内容!!
5 新本格ミステリーを読む上でのリトマス試験紙
1 駄作。呆れるを通り越して腹立たしい。
4 「そして誰もいなくなった」に挑戦した作品ではNo.1
5 館シリーズの頂点

びっくり館の殺人 (講談社ノベルス)
綾辻 行人
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伊坂幸太郎の「ゴールデンスランバー」を読んだ。

昨年は本屋大賞と山本周五郎賞を受賞し、来年映画も公開予定な、まだまだ注目されるだろう作品。
図書館で予約しといて順番が来たら読もうと思ってたら、半年が経った。。

相変わらず細かなロジックが活きてて、巧く作られてるなぁって思った。
やはり、撒かれた伏線はきちんと収集されるので、読後変な納得感もあった。
前半部分に関しては、もう一度目を通したくなり、読み直した。

大体、4日くらいかけて読んでた。
読んでいる間は、
ストーリー展開がひたすら気になるし、
仙台に行ってみたくなるし、
学生時代思い出すし、
アビーロード聞きっぱなしだし、
登場キャラクターに愛着湧くし、
憎たらしいキャラクターが出てくるとストレス感じてるし、
すっかり、伊坂幸太郎の手のひらの中の4日間だった。

伊坂幸太郎は、作品を何度も書き直し洗練させていくといった話をどこかで読んだが、なるほどあっさりした文章の裏にそういった丁寧な仕事が感じられた。
唸ってしまうくらい、巧い。
もともと、システムエンジニアだったらしいけど、きっと良い仕事してたんだろうなぁ。
お金出してもいいから、伊坂幸太郎の書いたシステム設計書を読んでみたい。

ゴールデンスランバー
伊坂 幸太郎
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レバレッジ・リーディング

本田 直之の「レバレッジ・リーディング」を読んだ。

近頃、書店で"レバレッジ"という単語が目につくので、何か一冊と思い、図書館で借りてみた。
"レバレッジ"とは、"てこの原理"の"てこ"を表していて、少ない元手で大きなリターンを得るようなものを表現する際によく使われているよう。

この本は、その"レバレッジ"を効かせた、読書論を展開している。
ビジネス書を多読し、必要なエッセンスを身につける事で、100倍のリターンを得るというのが大きなテーマだった。
「読書の有用性」から始まり、「いつ読むのか」、「なにを読むのか」、と繋がり、「どう活かすのか」を順々に説明している。
出だしこそ、同じような文章の繰り返しを感じたが、中盤以降はテンポよく、無駄も少なくストレス無く読めて、良い本に思えた。

経営者、経営コンサルタント、管理職あたりなら、すぐにでも実践すべきだと思ったが、エンジニア職の自分には若干離れた話かもしれないと思えた。
ただ、一会社員としては、自分の職務や、事業部、会社、業界と俯瞰して見る視点を養う事も必要なので、それはそれで必要な事とも思えた。

中で筆者が、良さそうに思った本は、「アマゾンでさくっと買う」といった事が書いてあったので、とりあえず、文中で勧められていた、カーネギーの「人を動かす」を携帯でさくっと購入しておいた。

本書では、多読を勧めると同時に、また、本に線を引く事や、折ること、メモをする事なども勧めている。そういった能動的なアクションで、本から受けたものを後のちエッセンスとして抽出するという話につながるのだけど、その為には書籍を自腹で購入する必要があり、今回私が図書館で借りて読んでいる事が後ろめたく思う事がたびたびあった。また振り返り読みたくなった際は、購入しようと思う。

以下は、挙げられていた「読んでおくべきビジネス書20」。
これとは別に、「わたしのベストビジネス書」、「2006年に読んだ読むべきビジネス書10」というのも挙げられていたが、とりあえずどれも読んでおきたいと思えた。

フリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」は何を変えるか
プロフェッショナルマネジャー
ドラッカーの実践経営哲学―ビジネスの基本がすべてわかる!
口コミ伝染病―お客がお客を連れてくる実践プログラム
トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈1〉ブランド人になれ! (トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦 (1))
営業マンは断ることを覚えなさい (知的生きかた文庫)
大きなケーキは人にゆずろう―お金持ちになるための"母の教訓"
ユダヤ人成功者たちに秘かに伝わる魔法のコトバ
戦略「脳」を鍛える
財務とは何か
地上最強の商人
カネ回りのよい経営―社長の経営革新
儲かる会社の作り方 (DO BOOKS)
V字回復の経営―2年で会社を変えられますか (日経ビジネス人文庫)
考具―考えるための道具、持っていますか?
パーソナルブランディング 最強のビジネスツール「自分ブランド」を作り出す
一冊の手帳で夢は必ずかなう - なりたい自分になるシンプルな方法
運のいい人、悪い人―運を鍛える四つの法則
成功と幸せのための4つのエネルギー管理術―メンタル・タフネス
影響力の武器[第二版]
真藤順丈の「地図男」を読んだ。
第3回ダ・ヴィンチ文学賞大賞受賞作とのこと。

今年の始めに、図書館で予約していて、やっと順番が回ってきた。
(伊坂幸太郎の『ゴールデンスランバー』はまだまだ回ってこなさそう。。)

内容は、タイトルのままの地図男が登場する不思議な話がメインにあり、そこに付随してまた別の不思議な話がいくつも登場するといった感じ。
アマゾンでは、出版社の煽りの為か、散々の評価だが、そんなに悪くないと思った。
過剰な煽りに対する落胆が作品の評価を下げてしまっているようで、難しいとこだけど、やっぱり作者が可哀想に思える。

作者の独特なアイデアが乱発されていて、展開が読めない面白さが良い感じ。
どこか漫画チックな、そんな世界観を感じた。

見た目より、案外ページ数が少なく、さくっと読める。
あんまり本を読まない人でも読みきれるので、そういった人におすすめかも。

地図男 (ダ・ヴィンチブックス)
真藤順丈
メディアファクトリー
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おすすめ度の平均: 3.0
2 わかりにくかった。
1 不可解でした
5 文体が新しい、感覚も斬新
2 出オチだったな
5 物語の宝石箱や
あかね空」に続いて、山本一力は二作目。
山本一力のデビュー作らしい。
だいこん」の方が気になっていたけど、たまたま入った古本屋で見つけ即購入。こっちを先に読むことにした。

富を貪り、悪巧みをする札差(消費者金融みたいなもんでしょうか)らと、 元奉行所勤めで損料屋(家財道具のレンタル屋みたいなもんでしょうか)を営む喜八郎とその仲間が陰謀を防ごうと活躍する話。

あかね空」とほぼ同じ地域が舞台で、江戸屋の秀弥など同じキャラクターも登場する。
続けて読んで楽しめた。

あかね空」は、"京や"という店を中心にして、その家族とまわりの人達との人情話が良かったのだが、 こちらは人情話というよりも、主人公・喜八郎の魅力を前に押し出した感じで、「あかね空」のまんまを期待するとちょっとがっかりかも。
それはそれで良いのかもしれないが、頭脳戦を売りにするのなら、展開にもう一捻りくらい欲しい気もした。あえていうならだけど。

清次郎の話で出てくる、鰯を七輪で焼いてみんなで食べるところと、お祭りで富蔵が神輿をうねらせるところがいい。
あとがきにも書かれているけど、作者はこういった描写がほんとうまいと思う。

損料屋喜八郎始末控え (文春文庫)
山本 一力
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おすすめ度の平均: 4.5
5 デビュー作とは思えない質の高さを持つ傑作。
5 「すばらしい」のひと言・・・
5 江戸時代にして敵対的企業買収。面白い!
5 もう1冊買っておきたい
4 かっこ良すぎだなぁ

あかね空 (文春文庫)
あかね空 (文春文庫)
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山本 一力
文藝春秋
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おすすめ度の平均: 4.5
4 時代家族小説、世話物ですね
4 いい話
4 気持ちのいい読後感
4 後半は読む楽しさが半減した
5 泣いちゃいました☆

だいこん (光文社文庫)
山本 一力
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おすすめ度の平均: 5.0
5 やっぱり、上手い!
5 つばきの今後に期待
5 人情気質がすばらしい
高橋麻奈の「やさしい応用情報技術者講座 2009年版」を読んだ。
さっくりした内容なので、5日程で読めた。
とりあえず、応用情報技術者試験の範囲を網羅できてない人は読むべきだと思う。

1、2週間前より、すっかりサボってしまってた、応用情報技術者試験の勉強の巻き返しをはかってるんだけど、この本のおかげで遅れはかなり取り返せたのでは?と思ってる。
ただ、いまだ過去問に取り組めてないので、実際のところまだ何とも言えない状況ではある。

当初は、「初めて受ける応用情報技術者〈2009年版〉」で試験範囲にざっと目を通す予定だったけど、ハードボイルドすぎて途中で減速。。
そのまま、あわや操業停止に追い込まれかけたので、気分一新、この「やさしい応用情報技術者講座 2009年版」に乗り換えたというわけ。
今回の試験対策の書籍はすでに三冊目となった。

作者は、「やさしいJava」でおなじみの高橋麻奈。
やさしいJava」は、数年前に仕事でJavaの案件が舞い降りて来た際に、片っ端からいろいろ読んだJava本の中で一番ストレス無く読め、且つ理解できた本。(応用編を持ってるけど、基本編は本屋で立ち読みしたので持ってない)
今回「高橋麻奈」だから買ったわけではなくて、実際は買った後に「あの人か!」と気づいた。読んでみればなるほどな好印象。
持論として、「試験は気持ちの面でいかに優位に立てるかが大事で、合格のポイントとなる」と思ってるんだけど、そういった気持ちにさせてくれるような本。できた女房的なイメージ。
ただ、「初めて受ける応用情報技術者〈2009年版〉」と比べて情報量が少ない。
実際に活字の密度からして違うので、しょうがない。この本にそれを求めるのが筋違いなだけだろうけど。
とりあえず試験範囲を網羅したい分にはおすすめ出来るが、試験の問題に依っては、思いっきりはずれる可能性もありそう。。

試験は来週。
これから一週間は、「初めて受ける応用情報技術者〈2009年版〉」で、足りない知識を補完しつつ、(別途購入済みの)「かんたん合格 応用情報技術者問題集 平成21年度春期」で、過去問をおさらっておこうと思ってる。


やさしい応用情報技術者講座 2009年版 やさしい講座シリーズ
高橋 麻奈
ソフトバンククリエイティブ
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小川洋子の「博士の愛した数式」を読んだ。
先々週、実家のある大阪に帰る飛行機で読み始め、東京に戻ってきてしばらくして読み終わった。

映画化されているので、かなり有名な作品だと思う。
映画も見てないので、あらすじは全く知らなかった。
奥さんが読まずに本棚に置いていたので、なんとなく手にとって読んでみた。

シングルマザーの家政婦と、80分しか記憶が残らない数学者の博士と、家政婦の息子の物語。
数学の話が随所にあり、公式もでてきたりする。
数学嫌いはうんざりしがちなんだけど、博士の数学観の表現は実に文学的で興味深い。

愛情や、親しみ等の感情が、直球で表現されていないので、ぼんやり暖かい感じがする話だった。
悪くない。

小川洋子の作品は初めてだった。
さすがの芥川賞作家。文章がうまいなぁと度々感じた。
語弊がありそうだけど、国語の教科書に載りそうな文章だと思った。でも読み易いので、そこにより上手さを感じた。

芥川賞受賞作の「妊娠カレンダー」がすごく気になっているのは、言うまでもない。


博士の愛した数式 (新潮文庫)
小川 洋子
新潮社
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おすすめ度の平均: 4.5
5 やさしい気持ちになりました。
2 陳腐
5 大好きな本です。
5 世の中を数式で語れる人の物語
2 いまいち


妊娠カレンダー (文春文庫)
小川 洋子
文藝春秋
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おすすめ度の平均: 4.0
4 くつくつ、とジャムを煮込むさるきちも。
5 すでに独自の作風を確立している
5 食の安全はどこにあるのでしょうか
3 日常にありふれている負の感情を描いた作品
4 現実世界の「ねじれ」から見える風景
山本一力の「あかね空 」を読んだ。

数年前、諸処事情があり、人生ですごい暇な時期があった。
ある日、たまたま朝テレビを見ていたら、「ズームイン!朝」がやってて、"山本一力"が、「あかね空」って作品で、直木賞を受賞した翌日とかで家族と出演していた。
家族ある人が脱サラして小説家デビューし、直木賞を受賞するとは、なんて格好良いんだろうと思った。
自分のみじめさと比較し、天と地程の差を感じたからか、すごい覚えている。

その「あかね空」。
そのうち読もうとは思いつつ、なぜかずっと忘れていた。
最近になってようやく思い出す事があったので、とりあえず図書館で借りてみた。

ジャンルは、自分にとって未踏の"時代小説"。
借りたはいいけど、普段読むものが現代を舞台にしたものに傾いている事や、時代劇も全然見たことがないため、途中で放り出しそうな気がなんとなくしていた。

しかし、試しにとばかりアマゾンの書評をみたら、やたら高レートで驚いた。
しかも、山本一力の作品は、軒並み高レート。
どの作品も平均で星4つ程度はある。
これこそ私の知らない秀逸なエンターテインメントではないか?と期待が膨らみ、期待のまま読み始め、数日で読み終わった。

家族の絆や、人情、愛情のゆがみなど、こころが揺れた。
憂鬱な月曜の朝の通勤電車でつり革に捕まりながら読んでいて、泣かされそうになった。

自分が年を重ねただけかもしれないけど、すごいエンターテインメントに遭遇した気がした。
「山本一力」、「時代小説」。この二つのキーワードがアツい。

今現在は、「損料屋喜八郎始末控え 」に手を出している。

あかね空 (文春文庫)
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山本 一力
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おすすめ度の平均: 4.5
4 時代家族小説、世話物ですね
4 いい話
4 気持ちのいい読後感
4 後半は読む楽しさが半減した
5 泣いちゃいました☆

損料屋喜八郎始末控え (文春文庫)
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おすすめ度の平均: 4.5
5 デビュー作とは思えない質の高さを持つ傑作。
5 「すばらしい」のひと言・・・
5 江戸時代にして敵対的企業買収。面白い!
5 もう1冊買っておきたい
4 かっこ良すぎだなぁ

だいこん (光文社文庫)
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おすすめ度の平均: 5.0
5 やっぱり、上手い!
5 つばきの今後に期待
5 人情気質がすばらしい
伊坂幸太郎の「チルドレン」を読んだ。
おなじみ伊坂幸太郎の作品。

(「このミステリーがすごい!」の2005年度16位らしい。)

伊坂幸太郎の短編集は、「死神の精度」に続いて2作目。
といっても、どちらも、登場人物が同じであったり、時系列がバラバラなだけで、全くの短編集というわけではなかった。

どの話も、きれいなオチがあり、伊坂幸太郎の技が冴え渡っていて、良かった。
期待に応える一番バッターって感じがある。

"陣内"というキャラクターの言動が、他のキャラクターに信用されてなく、妙に距離を置かれてるようなのがおもしろく、その距離感作れているのもまた、伊坂幸太郎の巧さがなせるのでは?と考えたりした。

離婚調停とバンドの話が良かった。

独白するユニバーサル横メルカトル」みたくグロくないwので、誰にでもお勧めできる一冊。
寝る前に読んでも気持ち良く眠れる。

チルドレン (講談社文庫)
伊坂 幸太郎
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おすすめ度の平均: 4.0
4 短編もなかなかいける
4 道徳は便宜の異名である。『左側通行』と似たものである
5 善意と希望溢れる傑作短編集
4 伊坂幸太郎入門書
3 のびのびと楽しい

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